弓道具店の探し方|近くの店・通販・楽天の違いと選び方

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そろそろ自分の道具を、と思ったものの、近所に弓具店が見当たらない。通販で買ってもいいのか分からない。そんな人もいるのではないでしょうか。

わたしも弓・矢・ゆがけ(弽・かけ)はまだ教室で借りていて、自分の道具をそろえるのはこれからです。そのときに迷わないように、どこで何を買えばいいのかを先に調べてまとめました。

弓道具を買える場所は、「近くの弓具店」「弓具店の通販サイト」「楽天などに出店している弓具店」「大会会場の出店」の4つです。使い分けはシンプルで、ゆがけ・矢・弓は店で合わせてもらうのが基本で、それ以外は通販でも困りません。ゆがけ・矢・弓も、サイズや規格が分かっていれば通販でそろえられます。近くの店は、先生に聞くか、全日本弓道具協会の加盟店一覧で探すのが近道です。

この記事でわかること
  • 弓道具を買える4つの場所と、それぞれの向き不向き
  • 道具ごとに「店で買うか、通販でいいか」の分け方
  • 近くの弓道具店の探し方と、近くにないときの考え方
  • 楽天・弓具店の通販・Amazonの違いと、注文前に確かめること
目次

弓道具はどこで買える?買える場所は4つ

弓道の道具は、弓具店(きゅうぐてん)と呼ばれる専門店で買うのが基本です。全日本弓道連盟(全弓連)の初心者向けの案内でも、最初は道場の道具を使い、上達に合わせて弓具店で道具や弓道着をそろえていく流れが紹介されています。

その弓具店で買う方法が、大きく分けて4つあります。

買える場所よいところ気をつけたいところ
近くの弓具店(実店舗)相談しながら選べる。試着や素引きができる地域によっては近くにない。定休日が店ごとに違う
弓具店の通販サイト実店舗を持つ店が多く、電話やメールで相談できるサイズ合わせが要る道具は手順を確かめる
楽天・Yahoo!ショッピングなどの弓具店の出店ふだんのポイントが使える。同じ弓具店が出していることが多い出店者が弓具店かどうかを見る
大会会場の出店近くに店がない人には貴重な機会混んでいて、ゆっくり相談しにくい
弓道具を買える4つの場所

大会の出店は、近くの弓具店が会場にブースを出しているもので、大きな大会だと何店も並ぶことがあるそうです(わたしは行ったことがない)。混み合うので、弓を素引きして試したいときは、お店の人に一言かけてからにすると安心です。

部活の場合は、自分で店を選ぶ前に、顧問の先生や先輩に一度聞いておくと安心です。部によっては、買い方や道具の色に決まりがあるかもしれません。部活の道具や費用の流れは弓道部とはにまとめています。道具の名前と役割から知りたい人は、弓道の道具一覧を先にどうぞ。

何をどこで買う?道具別の店頭・通販の使い分け

「店で買うか、通販でいいか」は、道具ごとに分けて考えるとすっきりします。分かれ目は、自分の体に合わせる道具かどうかです。

弓道の道具ごとに、店で合わせてもらうものと通販で困らないもの、通販で買うときの条件を分けた早見図

店で合わせてもらいたいもの|ゆがけ・矢・弓

いちばん店で買いたいのはゆがけです。鹿革の手作りで一つひとつ個体差があり、手に合っているかどうかが大事な道具なので、店ではめてみるか、手形を取って合わせてもらいます。近くに店がなければ、手形を送って合わせてもらう「手形合わせ」の通販を使う方法もあります。サイズ表を見て自分で選ぶ既製品は、初めての1つには向かないと思います。選び方はゆがけ(弽)とはに詳しく書いています。

矢は、矢尺(やじゃく:自分に合う矢の長さ)を測って作るものです。店なら測ってもらえますし、通販では自分で測った長さを入力する形が多いです。通販で頼むなら、測った数字を先生に確かめてもらってから入力するのが安心です。矢の種類は弓道の矢の種類と値段、オーダーするなら弓道の矢をオーダーメイドする方法にまとめています。

弓は、長さと強さを先生と決めてから買います。店頭なら実際に引いて(素引きして)確かめられるのがいいところ。通販の場合は、弓は長くて大きいので、送料が店によってかなり違う点も見ておきたいところです。弓の選び方は弓道の弓の値段と種類へ。

通販で困らないもの|下がけ・弦・小物・弓道着

下がけ、弦、ぎり粉や筆粉、弦巻といった小物は、型番やサイズで選べるものです。買うものが決まっていれば、通販で十分。下がけや弦のように買い足す消耗品は、むしろ通販のほうが手軽だと思います。下がけは弓道の下がけとは、弦は弓道の弦の種類とおすすめで選び方を整理しています。

弓道着は、試着できるなら店で着てみるのがいちばん安心です。ただ、身長などからサイズを選べる表を載せている店も多いので、通販でそろえる人もいます。上衣・袴・帯・足袋のそろえ方は弓道着の選び方にまとめています。

弓道着の初心者セット(上衣・袴・帯・足袋)

最初に自分で買うことが多い弓道着は、通販のセットでまとめてそろえられます。翠山弓具店の男性用5点 14,740円/女性用6点(胸当て付き)15,400円(2026年10月時点・楽天市場・送料無料)。教室や部活で色や購入先の指定がないか、先に確認してから選んでください。

ゆがけ・矢・弓も、通販でいいのはこんなとき

店で合わせてもらいたい、と書いたゆがけ・矢・弓も、通販で買えないわけではありません。大事なのは、サイズや規格を先に決めてから注文することです。条件をまとめると、次のとおりです。

  • ゆがけ:サイズ表から選ぶ既製品ではなく、手形を送って選んでもらう「手形合わせ」の商品なら通販でも安心です。三つがけでよいかは、先に先生に確認を
  • 矢:矢尺と弓力(引いている弓の強さ)が分かっていれば、通販で問題ありません。2組目以降で、いまの矢と同じ規格で作るなら、なおさら通販で十分です
  • 弓:長さ(並寸・伸寸)と弓力を先生と決めてあれば、通販でも買えます。弓は送料が別にかかる店が多いので、そこだけ確認を

逆に、矢尺や弓力が分からないまま「なんとなく」で注文するのは避けたいところです。切った矢は基本的に返品できず、合わないゆがけは引きにくいうえに、買い直しになりかねません。

近くの弓道具店の探し方

弓立てに並んだ弓道の弓(和弓)

弓具店は、どこの街にもあるお店ではありません。地域によっては、近くに1店もないこともあります。探し方は、だいたい次の順番がいいと思います。

まずは先生・教室・部の顧問に聞く

いちばん確実なのは、通っている教室の先生や、部の顧問の先生に聞くことです。近くの弓具店を知っている先生も多いと思いますし、先生が知っている店なら、何を買えばいいかも相談しながら決めやすいはずです。弓具のメーカーも、地域の事情に詳しい弓具店と相談して買うことを勧めています。

全日本弓道具協会の加盟店一覧で、地域から探す

自分で探すなら、弓具店の業界団体である全日本弓道具協会のサイトに、加盟店が地区別に載っています。協会は、加盟店では弓道の大会の基準に合った道具を扱っている、と案内しています。

ただ、すべての弓具店が加盟しているわけではありません。一覧に載っていなくても、地元に昔からある弓具店や、矢を作る職人(矢師)の店が見つかることもあります。地図アプリで「弓具店」と検索してみるのもわかりやすいですね。

近くに店がないときは、通販と組み合わせる

近くに弓具店がなくても、道具はそろえられます。ゆがけは手形合わせの通販、矢は先生に確かめてもらった矢尺で注文、そのほかは通販、という組み合わせです。大会に行く機会があれば、会場の出店でゆがけをはめてみたり、相談したりするのもいいと思います。

通販で買うなら|弓具店の通販・楽天・Amazonの違い

実店舗を持つ弓具店の通販を選ぶ

通販で買うなら、実店舗を持つ弓具店の通販サイトか、その店の楽天・Yahoo!ショッピング店を選ぶのが基本だと思います。電話やメールで相談でき、手形合わせのようなサイズ合わせにも対応している店が多いからです。弓具をつくるメーカーは多くないので、どの弓具店で買っても品物の質に大きな差はない、と説明している弓具店もありました。

通販でよく名前を見かける弓具店を、いくつか挙げておきます。どこも実店舗を持っている店です。

弓具店実店舗のある場所通販の窓口
翠山弓具店(suizan雅)愛知県名古屋市公式通販・楽天市場・Yahoo!ショッピング
山武弓具店千葉県山武市公式通販・楽天市場・Yahoo!ショッピング
小山弓具東京都千代田区(神田)ほか埼玉・神奈川に支店公式オンラインショップ
東山堂平安弓具京都府京都市公式通販
通販のある主な弓具店の例(2026年10月時点)

楽天と弓具店の通販、値段は違う?

同じ弓具店の「自社の通販」と「楽天市場店」を見比べると、弓道着・ゆがけ・弓はほぼ同じ値段です。差が出やすいのは矢で、楽天店は送料込みの値段にしているぶん、少し高めになっていました。くわしい比較は弓道にかかる費用にまとめています。ポイントを使うかどうかも含めて、支払いの合計で比べるのがいいと思います。

Amazonやフリマで買うときは

Amazonやフリマアプリにも弓道の道具は出ています。買うなら、売っているのが弓具店かどうかと、弓道用として作られた商品かどうかを確かめてからにしたいところです。検索すると、弓具店の扱いではない汎用品やアーチェリー用品も一緒に出てくるからです。中古のゆがけや矢は、前の持ち主の手や矢尺に合わせてあるので、自分には合わないことが多いと思います。

注文する前に確かめること

  • 送料:小物は一定額以上で無料になる店が多い一方、弓や矢筒などの長いものは別料金のことがあります。弓の送料は店によって数千円の差があり、届け先の地域でも変わります
  • 返品・交換:商品が届いてから7日以内に連絡、未使用のものに限る、という店が多いです。使ったもの・名入れしたものは基本的に戻せません
  • 届くまでの日数:オーダーの矢や、注文を受けてから作る商品は、1か月以上かかることがあります。審査や大会に合わせるなら早めに
  • 支払い方法:通販はカードが使える店がほとんどですが、店頭の支払い方法は店ごとに違うので、行く前に確かめておくと安心です

楽天市場に出店している弓具店

どちらも実店舗を持つ弓具店で、弓道着から矢・弓・小物までそろいます。楽天のポイントを使いたい人は、ショップの中から探してみてください。ゆがけと矢は、サイズの合わせ方を確かめてから注文を。

はじめて弓具店に行く前に準備しておくこと

専門店に一人で行くのは、ちょっと緊張しますよね。行く前に次のことを準備しておくと、店でも話が早いと思います。

まず、先生に「何を買えばいいか」を聞いておくこと。ゆがけなら三つがけか四つがけか、矢ならいつ作るか、といったことです。いま借りている弓の長さや強さも、先生に聞いてメモしておくと、店の人に伝えやすくなります。

次に、一度に全部そろえようとしないこと。大人の場合は、弓道着とゆがけまわりが先、矢はそのあと、弓は最後、という順番で考える人が多いようです。買う順番と予算の目安は弓道にかかる費用、始め方の全体は大人から弓道を始めるにはにまとめています。

最後に、営業日と在庫を電話で確かめておくこと。弓具店は平日に定休日を設けている店も多く、土日に開いているかは店によって違います。ほしいサイズのゆがけや弓が店にあるかも、行く前に聞いておくと無駄足になりません。

弓道具店についてよくある質問

Q. 初心者が一人で弓具店に行っても大丈夫ですか?

大丈夫だと思います。弓具店は、これから道具をそろえる人の相談に乗るのも仕事のうちです。先生に聞いておいた「買うもの」を伝えれば、そこから相談しやすくなります。

Q. 店頭と通販、どちらが安いですか?

通販の値段で見る限り、大きな差はありません。楽天と弓具店の自社通販を比べると、矢だけ楽天のほうが少し高めでした。値段より、ゆがけや矢のサイズが合っていることのほうが大事です。

Q. 近くに弓具店がありません。どうすればいいですか?

通販でそろえられます。ゆがけは手形を送って合わせてもらう手形合わせ、矢は先生に確かめてもらった矢尺で注文すれば安心です。大会の会場に弓具店が出店していれば、そこで相談するのもおすすめです。

Q. 中古やお下がりの道具でもいいですか?

弓道着や小物なら、サイズが合えば問題ないと思います。ゆがけと矢は、前の持ち主の手や矢尺に合わせてあるので、そのままでは合わないことが多いです。使う前に先生に見てもらってください。

Q. 弓具店で道具を修理してもらえますか?

弓の籐の巻き直し、矢の羽根の付け替え、ゆがけの破れなど、修理や調整を受けている弓具店は多くあります。ただ、ほかの店で買った品物は断ったり料金を上乗せしたりする店もあるので、まずは買った店に相談するのが基本です。

まとめ|ゆがけと矢は店で、ほかは通販。店は先生に聞くのが近道

弓道具は、ゆがけ・矢・弓は店で合わせてもらうのが基本で、サイズと規格が分かっていれば通販でもそろえられます。型番やサイズで選べる小物や弓道着は、最初から通販でも困りません。近くの店は、まず先生に聞く。自分で探すなら全日本弓道具協会の加盟店一覧。近くになければ、通販と大会の出店を組み合わせればそろえられます。

わたしも自分のゆがけを作る日が来たら、一度は店で手を見てもらおうと思っています。買うものと順番は、次の記事で整理しています。

弓道の道具一覧
弓道にかかる費用
ゆがけ(弽)とは

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この記事を書いた人

大人になってから弓道を始めた初心者です。以前は抜刀の教室に通っていました。道具の選び方も作法も、はじめは何もわからず調べる毎日。同じところでつまずく人のために、調べてわかったことを一つずつ整理しています。

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